5月12日は、近代看護を築いたナイチンゲールの誕生日にちなみ、1990年に厚生労働省が「看護の日」と制定しました。手稲渓仁会病院看護部では、1990年から毎年、この日に手稲高校の生徒を招いて「ふれあい看護体験」を開催しています。
この取り組みは、日本看護協会が掲げる看護の日のメインテーマ「看護の心をみんなの心に」にそって開催しているもので、病院内で実際の看護を体験し、患者さんとのふれあいを通して看護することへの理解を深めてもらうことを目的としています。手稲高校からの参加者も看護系の進学を希望する生徒で、今年は10人がふれあい看護体験に参加しました。
看護師の制服に身を包んだ生徒たちは二人一組になり、それぞれ病棟の看護師とともに新生児看護や入院患者さまの足浴などを体験しました。はじめは緊張気味だった生徒たちも患者さまや看護師と体験を通して「いい体験が出来て、ますます看護師を目指したいという気持ちになりました」と体験後には笑顔で話していました。小児病棟を体験した生徒は、「患児だけではなく、付き添いの家族への職員の配慮に感心しました。技術のほかにコミュニケーションも大切だと思いました。」と、感想を話してくれました。
また、看護師からも「自分の学生の頃を思い出しました。勉強も技術を磨くことも大切ですが、相手のことを思う気持ちや日々のコミュニケーションはとても大切です。学生生活のなかでも実践できるので、ぜひ学校に戻ってからも心に留めておいてください。」と、メッセージがありました。この「ふれあい看護体験」を通して、現場でしかできない“実感”と“発見”を得て、今後の進路に役立ててもらえればと期待しています。