はじめに
|
去年に引き続き、当院でNIV(鼻マスク式非侵襲的換気療法)を施行している患者さまのご家族を対象に「ぞうさんnet」と称して家族交流会を開催しました。鼻マスクを装着しているところが象のように見えることから、NIV治療を受けている患者さまおよび家族のネットワークという意味で、「ぞうさんnet」と呼んでいます。今年は「レスパイト」をテーマにしました。「レスパイト」とは、もともとは「旅人の休息」という意味なのですが、障害を持っている子を一時的に預かることで、普段24時間休まずの介護をしているご家族に休息をとってもらう、という意味で使用されることが多くなっています。 去年同様、当院近隣の教会をお借りして、医療スタッフおよびボランティアが患者さまをお預かりし、ご家族にはフレンチレストランでちょっと豪華なランチを楽しんでいただきました。一方、教会では、医学生ボランティアによるクラシックの生演奏をBGMに昼食をいただいたあと、キワニスドール(小児科において治療的効果をねらって使用されることもある人形)を使って創作、その後ボランティアスタッフおよび病棟保育士による出し物・紙芝居・腹話術を見て、 そのあと皆で歌を歌いました。その間にランチを終えたご家族が迎えに来て、集合写真を撮って解散です。 患者さま・ご家族ともに笑顔が多く、非常に楽しい時間だったようです。 第1回・第2回ともに当院小児NIVセンターを中心に医療スタッフが中心となって行ってきましたが、今後は患者さまご家族が「家族会」という形で行っていくこととなりました。 当院としても、引き続き協力させて頂きたいと考えております。
小児NIVセンター医師:土畠智幸
|
フォト日記
| ・ |
体調チェック・・・手稲渓仁会病院、小児NIVセンターの医療スタッフが、集まったお子様一人ひとりの体調を念入りにチェックします。 |
|
| ・ |
セレブ気分でランチ・・・ご家族の皆さんはいつもよりちょっと御洒落をして、高級フレンチを頂きました。会話も弾み笑顔が溢れます。
小樽市張碓町”オーベルジュ・セ・ラ・セゾン”にて |
|
| ・ |
工作・縁日・腹話術・全員で大合唱・・・お子様たちも大忙しの一日です。 |
参加したご家族からの一言感想文
お母さんから:「前菜、スープ、メインディッシュと続いたコース料理はとてもおいしかったです。同じNIVを受ける子をもつご家族と交流したのは初めて、とても良い機会でした。」
お父さんから:「子どもに聞くと楽しかったと言っていたし、私たちも楽しかった。何のトラブルもなく終わり、こういう場を設けてくれたスタッフとボランティアに、まずお礼が言いたい。」
参加したスタッフからの一言感想文
小児NIVセンター看護師:武藤
二回目となった家族交流会は、昨年以上に多くの医療スタッフや一般ボランティアの協力のもと、盛り沢山のイベントが行われました。お子様たちの豊かな表情から、入院中には見ることのできない輝きを感じ、大きなエネルギーをもらいました。医療者として出来ることを最大限に活かし、今後も家族交流会をサポートしていきたいと思います。
小児NIVセンター理学療法士:谷口
今回の家族会の主旨に沿ったご両親のご感想を聞くことができ、また子供達が楽しそうに過ごす様子を見ることができて良かったと感じています。ご家族同士が顔見知りとなり今後の支えの1つに繋がれば嬉しく思います。
小児センター病棟保育士:高橋
病棟で会う時とは違い、元気な笑顔が見られることを開催前からとても楽しみにしていました。終了後、ご家族からは「ゆっくりと美味しいものを食べ、いいお話が出来ました。」と、嬉しい声を頂きました。参加したお子様達との食事・ミニ縁日・ショーを観る・・・とびきりの笑顔や、ボランティアさんと打ち解け楽しむ姿が印象的で、私も一緒に楽しい時間を過ごしました。
教会ボランティア:益田さん
普段お会いする機会がないので、患者さん、ご家族に直接お会いできたのが大きな経験でした。会の間、何をすべきか戸惑うこともありましたが、スタッフの皆さんのご指導により、最後まで参加させていただくことができました。患者さん、ご兄弟と、同じ場所、時間を共有できたのが嬉しかったです。また機会があれば、ぜひ参加したいです。
医学生ボランティア:下村さん
今回の家族会に参加させていただき、とても感謝しています。 医療人を目指す医学生として、また自分の好きな音楽を通して、患者さまやみなさんと楽しく、同じ時間を過ごさせていただいたのは貴重な経験でした。これからも医療に携わるものとして、今、自分にできることを精一杯やっていこうと思います。
小児NIVセンタースタッフの他にも、病院職員や沢山のボランティアさんがお手伝いしてくれました。本当にありがとうございました。