渓仁会グループ 医療・保健・福祉の複合事業体

院長あいさつ

院長あいさつ

地域に求められている医療を提供しよう、地域全体が健康になるようなクリニックを作ろうという思いで2009年10月に手稲家庭医療クリニックは開院しました。

手稲区には手稲渓仁会病院があり、そのほかにも数多くの病院・クリニックがあります。一見すると医療には大変恵まれた地域に見えます。もちろんほかの地域よりも恵まれた点が多いのですが、それでも私の目から見るとまだまだ足りないもののある地域でした。

私も以前は病院で働いていました。朝から晩まで救急に運ばれてくる患者さんを診察し、ほかの病院やクリニックでは治せない患者さんが運ばれてくる病院でした。そのような病院で働いてみると、「病気で悪くなった人」にしか手が出せない現状がありました。多くの専門医(循環器内科や神経内科医、整形外科医など)が、自分の専門分野の診療に専念できず、外来では毎日100人もの患者さんを診療していました。100人も診察しようとすると一人ひとりとはほとんど会話もできません。顔をみて、処方をして、次回の予約をするだけ。そんな診療を目の当たりにして、なんとか良い医療の形を作れないかと苦悩していました。

その後、沖縄の離島診療所で多くの患者さんの診療にあたりました。離島では一人ひとりと向き合いながら患者さんの病気だけでなく、予防にも治らない病気にもお付き合いするような医療ができました。そしてこれこそ地域に求められているものではないかと思うようになりました。幸いにも米国の医師免許を取得し、米国で家庭医療の研修を受ける道が拓けました。米国で学んだ家庭医療は、当時の日本では学ぶことのできない内容でした。私が離島で感じていた「地域に求められる医療」の形として「家庭医療」というものが米国ではしっかりと確立されていました。私は米国で家庭医療の専門医となり、またその後には家庭医療を米国の医学生や研修医に教える立場となりました。

家庭医療を日本でもしっかりと根付かせたい。家庭医療を日本でも教えたい。強い想いを持っていた私を支援してくれたのが手稲渓仁会病院でした。さまざまな試行錯誤があり、また開院後の苦労はありますが、私が感じていた「家庭医療が地域に求められている医療の形であり、ほかの専門分野の医療を支え介護・福祉と連携して地域を支えるための医療である」という直感は徐々に確信に変わってきています。

 

病気でどこにかかって良いかわからない
どこの病院に行っても原因がわからない
いろいろな症状が辛い、心配だ
将来寝たきりにならないか不安だ
家族全員でかかりたい
なんでも自分のことをわかってくれているクリニックにかかりたい

 

このような方にこそ来ていただきたいクリニックです。
これからも手稲家庭医療クリニックをよろしくお願いします。

 

2019年2月
手稲家庭医療クリニック
院長 小嶋 一

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