
![]() |
| 渓仁会グループ最高責任者 秋野 豊明 |

昨年は、今まで信頼していたことが大きく揺らいだ年でした。
3月の東日本大震災では多数の尊い人命の犠牲があり、防災対策や医療支援活動に大きな反省を残しました。さらに、わが国の科学技術のレベルから安全と思っていた原発への信頼はもろくも崩れ去りました。
私も被災地を訪れて失ったものの大きさに言葉を失いましたが、助け合い、励まし合い、支え合って震災の被害に立ち向かう人々の姿に、人との絆、そして信頼こそが復興の原動力であることを教えられました。そこに日本人の心と誇りを学んだように思います。
「社会保障と税の一体改革」の方針が昨年末に提示されました。団塊の世代が75歳になる2025年以降も持続可能な社会保障の構築を目指して、財源問題を含めてどのように進めていくかが示されたのです。超高齢社会の医療と介護サービス提供のあるべき姿として、医療は高度・専門化し、機能分化がより進むとともに、地域における医療と介護の切れ目のない連携のシステムを作っていくことが改革の方向性です。
このような医療と介護制度の大きな変わり目にあたり、私たちは「今、何をなすべきか」が問われています。そのためには、医療と介護における人との絆や地域との絆を深めて、お互いに信頼し合う関係をさらに構築していくことです。それが、昨年の震災から得た教訓でもあります。
私たち渓仁会グループは、この医療・介護の制度改革に対して、救急医療や最先端の専門医療の急性期医療のサービス提供を進化させ、高齢者の慢性期の医療と介護のさらなる充実を図り、また医療と介護の連携を目指した在宅支援体制や介護福祉施設の設立などの新たな展望をもって、地域の皆様との絆を確立し、信頼される渓仁会を目指します。
すなわち、地域の皆様に「渓仁会」という名前に「信頼」と「絆」を感じてもらえるように、絶えず努力してまいります。そのような「渓仁会のブランド」を作り上げていくことが、これからの新しい改革の時代を乗り切っていく道であると信じます。
今年もご支援をよろしくお願い申し上げます。