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クラーク(Clark)は、英語で事務員という意味 です。病院で働く職種には、“クラーク”と呼ばれるものがいくつかあります。そのなかで、外来の診察室を中心に働く、私たち「メディカルクラーク」について紹介したいと思います。
メディカルクラークは、外来の患者さまと医師、看護師の間に立ち、診察の進行役を担っています。診察の準備や物品や書類の整理、診察室では医師の指示のもと、看護師と協力しながら補助などを行い、診察がスムーズに進むようにお手伝いすることが仕事です。医療機関では、できるだけ効率よく診察を受けていただけるよう、年々業務の効率化が進められてきました。メディカルクラークは、医師の仕事のなかで、事務作業の補助を受けもつ職種なのです。患者さまやご家族への対応も含まれています。患者さまが外来で病院を訪れた場合、最初に接するのが私たちであることも多いんですよ。手稲渓仁会病院では、緑のエプロンがトレードマークです。
診察の流れに沿ってメディカルクラークの仕事を追ってみます。まずは診察準備として、カルテなどの書類をそろえる。患者さまやご家族を案内する際などにお話をうかがい、診察中は医師のかたわらで作業。診察後は検査の手配をしたり、看護師に医師の指示を伝えたり。患者さまとは事後説明のやりとりがあったり、反対に患者さま側が話しそびれたことを医師に伝えたりします。例えれば、メッセンジャーに似ているかもしれません。
このような立場にいるので、各職種はもちろん、患者さま、ご家族とのコミュニケーションがかかせないのです。私がメディカルクラークとして働くことになったきっかけも、そこにありました。患者としてかかった病院で、スタッフの対応に「自分だったらもっと違う接し方ができるのにな」と感じ、興味をもったのです。
メディカルクラークになるのに必要な資格はなく、とくに学校で学ぶ必要もありません。だからこそ入職してからの勉強が大変です。病気の名前、検査の種類、薬についてなど。働きはじめて丸9年ほどになりますが、最初のうちは1日に3、4時間、休みの日も勉強に費やしました。いまも日々の勉強を大切にしています。
患者さまは一人ひとりで違いますから、毎日大変忙しいです。気づくとあっという間に一日が終わっています。けれど、患者さまが元気になっていくすがたを見ると、苦労も吹き飛びますよ。私たちの仕事はサービスが基本ですから、患者さまに安心していただけるような笑顔を大切にしていきたいです