介助のワンポイントアドバイス
〜立ち上がりについて〜

 疾病や加齢により、体力・筋力等が低下された方々は、動作を行う際に
介助が必要となってきます。
寝起き、トイレに行くとき等、介助を必要とする機会は様々であり、一日を
通すとかなりの量に相当します。介助は肉体的に負担が大きく、介護が
負担になる原因の一つとなっています。
 今回は、介助の機会が多い椅子からの立ち上がりを取り上げ、介助する
時の視点や注意点を紹介していきます。
 日々の介護が少しでも楽になる手助けになれば幸いです。




立ち上がり動作の流れ
椅子からの立ち上がりを介助する際の、注意点として




立ち上がり動作の流れ

まず最初に、私たちはどのように立ち上がっているのか考えていきます。
基本的な立ち上がり動作は

足を引き、前かがみになり お尻を浮かせて 身体を伸ばす

という流れで行っています。

「最近、足腰が弱くなったのか、立つのが大変になった」と話される高齢者の
方々に、上記の事を意識してもらうだけで、立ち上がりが楽になる場合も
あります。

介助する際も、上記の流れに沿って行うと、介助されている側も身体に
力が入りやすく、介助する側も楽に行えます。

        上記を踏まえ、介助の一例を紹介します。


前に体重を移動させ お辞儀をさせ
一緒に身体を伸ばす


※上手くいかない例として

後ろにもたれている 引っ張り合ってしまう



椅子からの立ち上がりを介助する際の注意点として
   
椅子の高さが低くなっていませんか?

椅子の座面が低すぎると、立ちにくく、介助する方、される方両方の負担が増えてしまいます。クッション等で座面を高くすることで解決する場合もあります。


介助する際に十分なスペースはありますか?

狭い場所だと窮屈な姿勢で行うことになり、介助する方、される方両方に負担がかかります。


無理矢理に持ち上げようとしていませんか?

タイミングをとり、一緒に立つ意識を持つことで介助する方、される方両方とも負担が少なくなり、立つ練習にもなります。



※疾病や個々の状態、環境等により介助方法はそれぞれ違ってきます。
ここで紹介した方法では対応が難しかったり、危険を伴う事もあります。
まずは専門スタッフにご相談ください。